『資本論』を読む」カテゴリーアーカイブ

変革のアソシエ講座「『資本論』を読む」の講義内容

『資本論』第二巻を読む:第11回


延期のお知らせ

下記の第11回読書会は、当面の期間、延期いたします。
  • 日 時:2020年 3月19日(第3水曜日)19時-21時
  • 場 所:駒澤大学 3-802(三号館の奥のエレベータで8階に)
  • テーマ:『資本論』第2巻 第2篇第10章
第10章「固定資本と流動資本に関する諸学説。重農主義者たちとアダム・スミス」
学説史に関する章が二章続きますが、要点をみてゆきたいと思います。

『資本論』第二巻を読む:第10回


  • 日 時:2020年 2月19日(第3水曜日)19時-21時
  • 場 所:駒澤大学 3-802(三号館の奥のエレベータで8階に)
  • テーマ:『資本論』第2巻 第2篇第9章
第9章「前貸資本の総回転。回転循環」
流動資本と固定資本の区別だけでなく、固定資本のなかにもさらに回転期間の長短の区別がある、だから全体を平均した総回転の期間を考える必要がある、というのがこの章の主旨ですが、「『総回転』は算数遊戯にすぎない」(日高普『資本の流通過程』1977年)と一蹴された章です。問題はここで紹介されている総回転期間の長短が利潤率の高低を生むかどうかにあります。因みに剰余価値率は回転期間から独立の値です。総回転の差が利潤率の差につながらないなら、「こんなもの、計算しても意味ない」ということになります。で実際、「意味ない」のです。その理由を考えてみたいと思います。とはいえ「資本の投下と貨幣の支出」「資本と費用」「ストックとフロー」こうした基本的な区別さえきちんとできていれば、理由はおのずと明らかになりますが…

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『資本論』第二巻を読む:第9回


  • 日 時:2020年 1月15日(第3水曜日)19時-21時
  • 場 所:駒澤大学 3-802(三号館の奥のエレベータで8階に)
  • テーマ:『資本論』第2巻 第2篇第8章
第8章「固定資本と流動資本」
一口に費用といっても、頻繁に支出回収される費目もあれば、いったん支出されると回収に時間がかかる費目もあるのはすぐわかること、だから「機械や工場設備は固定資本、原材料は流動資本だ」という区別には自然にみえます。ところが、一歩ふみこんで、そもそも「固定資本」とはなにかを、一般的に定義しようとすると途端にむずかしくなります。何をメルクマールとして固定・流動に二分したらよいのか、両者の間に中間的なものは存在しないのか、この章も批判的に読み込んでみると問題が山積しています。

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『資本論』第二巻を読む:第8回


  • 日 時:2019年 12月18日(第3水曜日)19時-21時
  • 場 所:駒澤大学 3-802(三号館の奥のエレベータで8階に)
  • テーマ:『資本論』第2巻 第2篇第7章
第7章「回転時間と回転数」
第2篇「資本の回転」にはいります。第7章「回転時間と回転数」は短い章ですが、「回転」という概念の基本を捉えかえしてみたいと思います。

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『資本論』第二巻を読む:第7回


  • 日 時:2019年 11月20日(第3水曜日)19時-21時
  • 場 所:駒澤大学 3-802(三号館の奥のエレベータで8階に)
  • テーマ:『資本論』第2巻 第1篇第6章
第6章「通流費」
この章も、現代的な経済原論が形成されるようになってゆく契機になった重要な章です。1960年代以降、一方では信用論研究が、他方では価値形態論の研究が活性化していったのですが、両者の交点として、前章の流通期間や本章の流通費用に関心が集まるようになりました。『資本論』が、ともかく流通期間や流通費用という、古典派経済学では — そしてその後の経済学でも— ほとんど論じられることない、「流通」(本質は「販売」)が理論の表舞台に登場させたことは画期的です。

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