『資本論』第一巻を読む IV:第8回

  • 日時:2018年3月20日(水)19時-21時
  • 場所:銀座経済学研究所
  • テーマ:『資本論』第1巻第20章

 

銀座での『資本論』を読む会は、これが最後です。今回はかなりむずかしい章です。国際価値論としてかつて盛んに議論された問題の原点となる章です。ただ、問題は、狭い意味で、価値論の整合性にあるのではなく、発展段階を異にする経済圏の間の関係をマルクス経済学がどう捉えていったらよいのか、という方法論にあります。そこまで今回は踏みこみませんが、いわばこの開口部を少しだけのぞいてみたいと思います。

第20章「労賃の国民的相違」

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『経済原論 基礎と演習』への質問と回答

私の『経済原論』を教科書として使ってくださっている方からの「質問」に答えておきます。

『経済原論』質問項目その1への回答

『経済原論』質問項目その2への回答

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『資本論』第一巻を読む IV:第7回

  • 日時:2018年2月21日(水)19時-21時
  • 場所:銀座経済学研究所
  • テーマ:『資本論』第1巻第19章

人間の労働能力を、商品売買の形式で処理するというのは本当にむずかしいことです。裁量労働制の導入をめぐる議論の根底にもこの困難が潜んでいます。今読んでいる賃金篇もそうですが、さらにこの読書会で議論してきた労働日や労働組織の問題にもさかのぼって考えてみる必要があります。

この章では、賃金形態に関して、一種の物象化論(現象形態論)とともに、制度の実質効果論が論じられています。理論的におもしろいのは後者でしょう。「制度」で搾取はできるのか?

第19章「出来高賃金」

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『資本論』第一巻を読む IV:第6回

  • 日時:2018年1月1817日(水)19時-21時
  • 場所:銀座経済学研究所
  • テーマ:『資本論』第1巻第16章第18章

参加を希望される方は 小幡道昭 宛にご連絡ください。

第18章「時間賃金」

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『資本論』第一巻を読む IV:第5回

  • 日時:2017年12月20日(水)19時-21時
  • 場所:銀座経済学研究所
  • テーマ:『資本論』第1巻第16章第17章

参加を希望される方は 小幡道昭 宛にご連絡ください。

第17章「労働力の価値または価格の労賃への転化」

前回読み残した第16章「剰余価値を表わす種々の定式」を検討してから、17章に進みます。

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『資本論』150年

先日『資本論』150年記念の講演会があり、報告してきました。
報告論文はかなり長いものとなったので、それを40分の報告時間にあわせて短縮した、口述原稿およびスライドをここに載せておきます。

『資本論』がこれまでどのように受容されてきたのか、異なる歴史的状況のもとでの「読まれ方」を客観的に見なおすことで、その履歴のうちに『資本論』の今日的意義もはじめて読みとりうる、というアプローチを試みてみました。過去の「読まれ方」をただ誤解誤読だと切り捨て、『資本論』の未定稿のうちにマルクスの「真意」を探るというアプローチには、どこかかけているところがある現代という、まだ全貌がよく見えていない歴史的状況によって規定された、読み手の主観性が、やはり客観化できていない、そういう限界があるのではないか、これが「資本主義の歴史的発展と『資本論』の読まれ方」というタイトルにこめた思いです。

では、こうしたアプローチでなにがわかるのか。一言でいうと、①20世紀の「マルクス=レーニン主義」が意味をもった歴史的プレートが新たなプレートと交替を遂げつつある歴史的状況のもとで、②さまざまなかたちで生みだされてくる、現実の社会民主主義的な運動を「社会主義」とよびうる、そんな資本主義の原理像が読みとれる、これが結論です。”本当の『資本論』にはこう書いてある”という話ではなく、”歴史的な著作として『資本論』を批判的に読むことで、こうした「空白の社会主義」を抱え込んだ資本主義像が浮かびあがってくる”という話です。もちろんこの結論自身もまた、私の主観的な「読み方」にすぎませんが。

講演の後、”『資本論』前50年、元年、50年、100年、150年の話は「技能賞」もの、ただこの「結論」さえいわねばネ…”、 ”君にしてはめずらしくわかりやすい話だった、あの「結論」はべつとして…”などと、懇親会の席で褒められたのやら、からかわれたのやら …とはいえ ”わかりやすい話をするようになっちゃ、「原論屋」もそろそろ店じまいですかネ ….”などと、素直になれない性分は相変わらず。

ただこの夏、報告論文をつくりながら、日本における『資本論』の特殊な「読まれ方」に興味を覚え、とくに河上肇の『経済学大綱』と宇野弘蔵の『経済原論』の対比などするなかで、自分が30年あまり大学で講義をしてきた「経済原論」とはなんだったのか、少し客観視できたような、そんな気がして、暑いさなか、一瞬の清涼感を味わえたのはたしか、チョッとは大人になったのかも。自分が何をやっているのか、それは後にならぬとわからぬもの、そして、自分が今回、なぜこんな報告をしてきたのかも….

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『資本論』第一巻を読む IV:第4回

 

第16章「剰余価値を表わす種々の定式」

前回、15章の読み残したを検討してから、16章に進みます。
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『資本論』第一巻を読む IV:第3回

 

  • テーマ:『資本論』第1巻第15章

第15章「労働力の価格と剰余価値との大きさの変動」

これらの章では、とくに新たな展開がなされているわけではありません。正直にいって無視されてきた章なのですが、読みなおしてみるとこれまであまり問題にされてこなかった論点がありそうです。「家族」を通じた労働の維持とか、労働の強度の問題とか、必要と剰余の概念とか….. ただ叙述形式がマルクスがよくやる機械的な場合分けなので、ちょっとウンザリするかもしれませんが、できるだけ実質的な問題を読みとるように努めましょう。

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SGCIME 報告

ある研究会向けのスペシャルバージョン「マルクス主義のゆくえ」です。

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『資本論』第一巻を読む IV:第2回

 

  • 日時:2017年8月16日(水)19時-21時

第14章「絶対的および相対的剰余価値の生産」

この篇は、新たな展開がなされているわけではありません。基本的に第3篇第4篇の補論と位置づけてよいでしょう。

とはいえ、いくつかのトピックが羅列されているようにみえ、要するに何が言いたいことか、つかみにくい章です。この章が絶対に必要なのか、という問題です。「絶対的および相対的剰余価値の生産」という第3のカテゴリーがあるわけではありませんから…

今回あらためて読んでわかったのは、要するに《生産力(の上昇)が剰余をうむというイデオロギー批判》の章だということです。

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