- 日 時:2020年 1月15日(第3水曜日)19時-21時
- 場 所:駒澤大学 3-802(三号館の奥のエレベータで8階に)
- テーマ:『資本論』第2巻 第2篇第8章
第8章「固定資本と流動資本」
一口に費用といっても、頻繁に支出回収される費目もあれば、いったん支出されると回収に時間がかかる費目もあるのはすぐわかること、だから「機械や工場設備は固定資本、原材料は流動資本だ」という区別には自然にみえます。ところが、一歩ふみこんで、そもそも「固定資本」とはなにかを、一般的に定義しようとすると途端にむずかしくなります。何をメルクマールとして固定・流動に二分したらよいのか、両者の間に中間的なものは存在しないのか、この章も批判的に読み込んでみると問題が山積しています。